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WC/J3閉鎖、今後の3Dチャットは??(上)

 
■ グローブワープ3Dチャット事業から撤退か?
昨日(2002年12月25日)グローブワープ直営の3DチャットWC/J3の来年1月末での閉鎖が発表された。ここのところ老舗、あるいは大型の3Dチャット閉鎖の話を幾つかきいていたので「また一つなくなるのか・・」という寂しい気持ちもありましたが、WC/Jの閉鎖には単に寂しいということ以上の大きな衝撃がありました。

さて、WC/Jが閉鎖になったからといって、直ちに同じ系列のチャットに影響があるわけではありませんし、グローブワープのWC/J閉鎖に関するコメントにも「他社が運営するチャットは今まで通り・・」と明記されています。
しかし、WC/Jの閉鎖が、同じ系列の3Dチャットの将来に与える影響について考えずにはおれません。

そもそもGLOBE WARPは、凸版印刷と日商岩井が出資した会社で1996年5月よりWorlds Incからライセンスを受けて、自社の3DチャットサービスWCJの運営、そして、WC/Jの技術を使い、同じような3Dチャットシステムを開発、販売もしていました。
現在GLOBE WARPの公式ページ「みんなの広場♪」からリンクのある、リムチャット、チャチャラ・・など五つの3Dチャットサービスは、みなGLOBE WARP開発のもの、そして実際の運営にあたってもサーバーはGLOBE WARPが管理しているものと認識しています。(各チャットのクライアントの接続先がGLOBE WARPのサブドメインですから)

ところで、GLOBE WARPのサイトには、チャットユーザー向けの案内以外に、チャットシステムの開発・販売に関するコーナーもありましたが、(http://chat.globewarp.or.jp/eoc/about/)WCJの閉鎖の発表と同時に、そのコーナーも消失しています。
また、閉鎖以降の新トップページがすでに用意されていますが、そちらにもGLOBE WARPの新たな事業などはまったく触れられていません。
WCJの運営だけではなく、チャットシステムの開発販売まで止めてしまう?、これはGLOBE WARPの3Dチャット事業からの事実上の撤退ということと私は受けとめました。
単にWCJが消えるだけではなく、これ以降同じチャットシステムを使った新チャットが登場することもなければ、同じ系列の3Dチャットにとっては、大家さんが降りちゃったという非常に危うい状態とも思えます。
■ WC/J3と期を同じくして閉鎖になる「さぱり」
WCJとまったく同日に閉鎖になる3Dチャットがもう一つあります。
So-netのさぱり。こちらも1997年サービス開始の歴史のある3Dチャットの一つで、一時はソニーのパソコンVAIOシリーズにパンドルされていたことから、かなり人気のあった3Dチャットの一つでした。
さぱりの3D空間はSONYの開発したCommunity Placeと言うシステムを使って構築されたもので、一時はこれを使って開発された3Dチャットがいくつもありました。
残念ながらこのCommunity Place自体の販売が2002年6月末を持って終了、現在はCommunity Placeのページ自体なくなっています。(http://vs.sony.co.jp/)
開発環境の販売終了・・そして半年後のさぱりの閉鎖、何かを暗示しているように感じてしまうのは私だけでしょうか?
So-netといえば、もう一つの3Dチャットサービス、「こみゅー3D」が今年の10月を持って閉鎖したのも記憶に新しいです
 ■ 3Dチャットサービスは今後どうなるの?
3Dチャットサービスの衰退は歴史の趨勢か?
私が思うに3Dチャットの全盛期は今から3年〜2年前、GLOBE WARP系のチャットの一つであるチャチャラでは、毎晩のように、同時ログインユーザー数が400名を超え、時間帯によってはログインができない日もありました。しかし、現在はピーク時でもその半分にも満たないのではないでしょうか?
Internet Archiveにある、2000年の「みんなの広場♪」のキャッシュを見てみましょう。
これは、2000年7月6日、とある時間のものですが、今から比べるとびっくりするほどのユーザーがいるのがわかります。実際はもっと多いときもありましたので、繁盛ぶりのほどが想像できると思います。
http://web.archive.org/web/20000706225239/http://chat.globewarp.or.jp/hiroba/index.html

この時期のGLOBE WARP系チャッの一つチャチャラの混雑の酷さは驚くものがあり10部屋程度の規模のチャットに400人を超えるユーザーが集まっていました。
あまりの混雑にログインできない時間帯もあり、溢れたユーザーが他のGLOBE WARP系のチャットに流失するなんて事態もあり、チャチャラはGLOBE WARP系チャットへの新規ユーザー供給源になっていたのではないかと思います。
考えて見れば、GLOBE WARP系チャットのポータルである「みんなの広場♪」より、巨大プロバイダーDIONのトップページの方がはるかにアクセス数も多いでしょうし、パソコンショップや電気店の店頭で無料で大量に配布されている、DIONのオンラインサインアップ用のCDーROMには、チャチャラのブラウザーが標準で入っていたので、DIONに入会した新規ユーザーがそのままチャチャラへ、そしてチャチャラを溢れたユーザーが他のGLOBE WARP系のチャットへ・・と、GLOBE WARP系のチャットにとってはDIONの集客力によりかなり美味しい状態にあったのではないかと想像ができます。
現在DIONのトップページにはチャチャラのバナーもありませんし、チャチャラはコミニケーションコーナーの一つのコンテンツになっています。またコミニケーションのカテゴリーでは「ビデオチャット」が一番目立つ位置にあります。

インターネットには流行り廃りがあります。
もう3年以上前のことと思いますが、VRMLを使った仮想空間が流行ったことがあったように思います。実験的なサービスが幾つかあって、そこでチャットができたりしましたが、VRML自体が話題にならなくなり、知らない間にそのほとんどのサービスが消えていったように思います。
WCJがはじまった1996年当時、WCJは先端的でな3Dチャットであり、リムチャットがオープンした1999年でも初めて体験するものには衝撃を与えるほどのインパクトのあるコンテンツであったのではないでしょうか?
その後PCの性能アップ、常時接続やブローバンドの普及などのインターネットを取り巻く状況の変化、そして、その環境を活かした新しいサービスの登場。知らない間に時代は少しずつ変わっていって、人気のコンテンツも変わっていきます。
では、これからの流行りのコミニュケーションサービスはなんでしょうか?あの毎晩400名もいたチャチャラのユーザーはどこへ流れたのでしょうか?
私が思うに、その一つはオンラインRPGなどのオンラインゲームではないかと思っています。ウルティマオンライン、リネージュなどですね。
また、運営する側から見れば、オンラインゲームは有料化してビジネスとしても成り立つってのがあると思うのです。


なんか中途半端ですが、時間がないので次回に続く!(下)に続きますたぶん・・

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